Haruka Inoue
愛媛県出身のサクソフォン奏者。ESA音楽学院演奏科にて前田昌宏、岩田瑞和子、前田幸弘の各氏の下でサクソフォンの基礎を学ぶ。2007年同学院を優秀賞を受賞し卒業後、クラシカル・サクソフォンの祖国であるフランスに留学することを決める。リヨン地方音楽院の教授ジャン=ドニ・ミシャ氏の下で西洋の演奏スタイルを学び、音楽性やテクニック、人間性にも磨きをかけ、2009年に審査員満場一致で特別賞を受賞し、DEM(音楽研究資格)取得。翌年、難関であるとされるパリ国立高等音楽院第一高等(学士)課程の入学試験に合格し、クロード・ドゥラングル氏のクラスにて特に現代音楽や電子音楽にも力を入れて取り組む。2012年に審査員満場一致のトレビアンの成績で第一高等課程を修了し、DNSPM(国家音楽家専門資格)取得。現在サクソフォン科第二高等(修士)課程ならびに室内楽科第一課程に在籍中。
2008年夏にハバネラ・サクソフォン・アカデミー、2009年夏にギャップ国際サクソフォン・アカデミーにて研修を受ける。2011年にフランス空軍軍楽隊の研修生として、フランス各地での演奏会に出演。2012年度、2013年度ヤマハ留学奨学生。メイヤー財団奨学生。
室内楽・オーケストラ奏者としても積極的に活動しており、2012年スコットランドのセント・アンドリュースで開催された世界サクソフォン会議への参加をはじめ、日本、フランス、ベルギーなどでも演奏活動を行う。ESA音楽学院定期演奏会にてソリストを務めたことをはじめ、ソロの演奏活動にも力を入れている。2012年8月に八幡浜と大阪、2013年3月に再び大阪にてリサイタルを開催し好評を博す。